ハッピージョーティシュは、お客様から依頼された「カルマの解消法」を責任をもって代行致します。
個人の予言が記された「アガスティアの葉」は、その人の未来を予言するだけでなく、現在抱えている問題や、あるいは将来起こるかもしれない問題についての解決法を「カルマの解消法」として一人ひとりに示してくれます。しかし、インドに葉を読みに行かれた方でも、ほとんどの場合、葉に記された解消法を自分自身で行うまでの時間がなく、館に「カルマの解消」の代行を依頼されているのではないでしょうか。ましてや、代行で検索を頼まれた方であれば、こちらも代行依頼する事がほとんどでしょう。
ただ、アガスティアの館に代行を頼まれる場合、「本当にちゃんとやってくれているの?」と不安を抱かれる方もいらっしゃいます。
あれだけ館が忙しく繁盛している中、少ないスタッフで、カルマの解消まで出来るだろうかという疑問があるからなのですが、館ではカルマの解消法を行ったという証拠を渡してくれませんし、解消法が終了したという報告も一切ありません。これでは、疑問を持たれても仕方ありません。
私どもハッピージョーティシュにも「カルマの解消法を代行してくれないか?」というお客様からの声が増えてまいりました。そこで、2000年よりお客様から依頼を受けた「カルマの解消法」を、アガスティアの葉の記述に従って実際に行う事としました。
カルマの解消法の代行は、現地に代行業者もあり、インドでは一般的に行われている事です。アガスティアの館の「専売特許」ではありません。
アガスティアの館も、実際にはもしかしたらそういう業者に依頼しているのかも知れません。館はいつも混雑していて、現地のインド人・外国人を含めてかなりの人数が並んで順番を待っている様な状態です。それに対して、ナディリーダーはもちろん、館のスタッフもたかが知れています。カルマ解消まで請け負うためには他に専門のスタッフを置いているのでなければ、物理的に不可能でしょう。
もっと悪質なところは、何もしていないのかもしれません。どちらとも断言は出来ませんが、私共としては、100%責任の持てる仕事をしたいと考えています。
あるお客様から依頼を受けた「カルマの解消法」の代行の一部分を少しお話しします。
アガスティアの葉に書かれてある解消法に従い、まずチェンナイからタンブラムへ向かい、マニーバッカムという場所にあるデンプースワラム寺院を訪ね、お参りしました。
次にタンジュールに向かう途中、ティルクディーという寺院(地名もティルクディー)へ。夕方遅くスーリヤナール寺院の場所を確認だけして、その日はタンジュールのホテルに宿泊。翌朝はスーリヤナール寺院、午後はスワミマライ寺院にお参りしました。
2日間で合計4ヶ所の寺院を巡りました。チェンナイからタンブラムまでの広範囲では、1日に2ヶ所がやっとでした。寺院を巡り、修行者や貧しい人々に施しを行い、チェンナイとタンブラムを車で往復した距離をトータルすると、なんと約1000キロ!解消法代行を始めてから全てが終了するまでにこれほどの距離を走る事になるとは思いませんでした。カルマの解消は生半可ではできないという事です。
もし皆さんがご自身で解消法をされる場合は、スケジュールに十分余裕を持って行かれる事をお勧め致します。また、ご本人が行いたいという場合、寺院巡りや沐浴、「クッタラヤムの滝」などの現地案内も致します。
●寺院でのカルマの解消
解消法は、本人が行えれば一番良いのですが、様々な事情により出来ない事もあるでしょう。そのような場合は、必ずしも本人が行う必要はありません。インドにおいても、家族や他の者が代行して解消法を行う光景がよく見られます。お寺では儀式を執り行う僧侶から「誰のための解消を行うのか?」と、尋ねられるでしょう。
その時、解消を行う人の「名前」「星座」「誕生星27種類」の情報が必要となります。それらの情報があれば、本人が解決法を行ったのと同じ事になります。
●修行者に施しをする
スーリヤナール寺院(太陽神寺院)は、「アガスティアの葉」において、カルマ解消法のために巡礼する寺院として最もよく登場します。「9人の修行者に施しをしなさい」と「カルマの解消法」に記されていた通り、寺院の入口に坐っている修行者の人達に施しを行いました。
●神々への祈りと捧げものをする
アルチュナの儀式
神様に祈り、椰子、果物、花、菓子などの捧げものをします。お皿にろうそくを灯して、僧侶がマントラを唱えます。寺院によって多少異なりますが、およそ5~10分程度です。
炎の中には神様のエネルギーがあります。ろうそくを灯したお皿の上に両手のひらを広げて、その神様のエネルギーを自分に取り込みます。胸や頭の上に引き寄せます。両手を合わせて炎に祈り、神に感謝します。
左の手のひらを下に、右の手のひらを上に重ねて、ヴィブーティを頂きます。そして額につけたり、頭や喉に塗ったり、なめるなどします。(ヴィブーティはそれぞれの寺院で神々から奉る聖なる灰です。ヴィブーティを持ち帰って、家族や近隣の人たちに分け与える場合もあります。)
捧げものは、半分は神様に献上され、半分は「神様の祝福」として解消者に返されます。
●貧しい人々に施しをする
アルチュナの儀式を終えて寺院の外へ行き、返された供物を修行者や貧しい人々に施します。
●カルマ解消法をされる方へのアドバイス
1日に回れる寺院は2ヶ所程度と考え、スケジュールには十分余裕を持って行いましょう。
寺院内の本堂の写真撮影は禁止されています。儀式の撮影も基本的に不可。葉の予言に記されていなくても、訪れた寺院に他の神々が奉られている場合は、その神々にもお祈りと捧げものをしましょう。
★葉に記載がなくとも、訪れた寺院ではその寺院内での慣習、ルールは必ず守らなくてはなりません。そしてその寺院内の全ての神々には祈り、お供えが不可欠です。
●「九つの惑星」の神々に祈りを捧げる
葉に記されている寺院を巡るのはもちろんですが、それ以外にも、それぞれの寺院に奉られている神々にも祈りを捧げます。
例えば南インドでは、ガネーシャの兄弟であるカルティケ神(別名モルガン神)が特別に奉られている事がよくあります。アガスティアの葉の予言でも、しばしばカルティケ神に祈るように書かれています。カルティケ神は、シヴァ神の本当の息子、と考えられています。また、九つの惑星の神を奉っている寺院があちこちにあります。ほとんどの寺院に奉られているといっても良いかもしれません。
アガスティアの葉でも、これもまた、必ずといって良い程、九つの惑星の神の寺院にお参りするように指示されています。九つの惑星は一つひとつ神様の像として奉られています。南インドでは、九つの惑星がとても大事にされています。星の位置が悪いと人生もうまく行かないと考えられているため、九つの惑星神への祈りはとても重要視されるわけです。
このような寺院は、北インドではまず見かけません。アーリア人など、外国勢に支配されてきた北インドに比べ、南インドには、古来の伝統的な文化がより濃く残っています。お寺の数も多く、人々の信仰心も厚いようです。
神々と聖者の伝説もたくさん残っています。例えば『ラーマヤナの聖典』には、南インドのジャングルで神々が過ごしたお話が記されています。
ラーマ神は、后であるシータと、そしてラーマ神の弟の3人で南インドで幸せに暮らしていましたが、シータをスリランカの王(魔王)ラーワナに奪われ、妻を奪還するために闘います。九つの惑星の宝石(GEMストーン)を施した指輪の力の助けを借りて、奪われた妻を取り戻すといった神話が伝えられています。
●クッタラヤムの滝
聖者アガスティアも、ヒマラヤで修行した後、南インドで過ごしています。クッタラヤムの滝の上には「アガスティアの森」と呼ばれる聖者が過ごした森もあります。森の中をシットラー川が流れ、森に茂るハーブの木々や薬草に触れて、クッタラヤムの滝に落ちていきます。その薬水は、特に皮膚病などに効くという事です。クッタラヤムの滝で養生するという事も、アガスティアの葉のカルマ解消法として、しばしば記されています。